のんちゃんに想いを寄せられる

「お姉ちゃん、いいなあ」なんて、そんなこと思いたくない。

スポーツだって勉強だって、やれることは全部、頑張ってきたんだ。

でも、でも・・・

「お姉ちゃん・・・

いいなあ、といいかけて、咄嗟に口を塞いだ。危ない危ない。

重症だ。

だって、あなたはお姉ちゃんと同じ学年、同じクラス、そしてあろうことか、隣の席!

ここまできたらもう、妬ましい。

・・・2年って年の差が、恨めしいよ・・・

でも、でも!そんなことで、こののん様は負けたりしないの!

チョーチョー頑張って、いつか、あなたから・・・

だから、だから!待っててよ、ね!